RtoH2開催決定のお知らせ&アンケート結果報告

2021年7月3日に開催いたしました「ロード・トゥ・ザ・ヒーロー!(以下RtoH)」が大盛況のうちに無事終了した事を受け、第2回を2022年2月12日(土)に開催する事といたしました。
ぜひ、お誘いあわせの上ご参加頂ければ幸いです!

また、RtoHの開催終了後アンケートには527名の方にご回答を頂きました。
たくさんのご回答、誠にありがとうございました。
改善が必要そうな点についていくつかコメントを頂いたこと、公益性のある項目もあったことから、個人が特定できる情報を除いたアンケート結果の一部をここで共有させて頂きます。

ロード・トゥ・ザ・ヒーロー!(第1回)概要

  • PictSquareサークル数(全エリア合計):232サークル
  • PictSquare参加ユーザー(一般・サークル計):1182名
  • BDD PV数(7/3~4の合計):約7.8万
  • BDD UU数(7/3~4の合計):約3500(うち新規約1900)
  • 物理的な新刊数:約120冊(BDD調べ)

開催後アンケート概要

  • 回答件数:527件(重複回答チェックなし、全て任意回答のため項目により回答数に微差あり)
  • 募集期間:2021/7/3~7/22

1.参加形態

RtoHへの参加形態について、三択で伺いました。
ピクスク以外で参加された方が5.3%(28名)いらっしゃいました。母数を考えると比率としてはそこまで高くはないですが、一定数の方がピクスクに参加しない・できない状況にあることが分かり大変参考になりました。
それを考慮して、RtoH2ではBDDを第二のイベント会場として前回以上に活用する方針と致しました。

2.BDDへのユーザー登録

BDDへのユーザー登録について、三択で伺いました。
項目1の回答内容を鑑みるに、サークルの方はかなり高い確率でBDDに登録頂いていたようです。
逆に一般の方は、約400名中80名が未登録という結果になりました。
一般の方にこそ登録して頂きたいシステムなので、RtoH2においては告知Twitterによる前回以上の周知徹底と、BDDに登録することによるメリットを知って頂けるよう努力したいと思います。

3.第2回RtoHについて

第2回があった場合、参加したいかどうかを二択+自由回答で伺いました。
ある程度減ることを予想していたのですが、結果的に50%近くの方(261名)がサークル参加したいとご回答くださいました。
RtoHの参加サークル数が232件だったので、それより増えるというのは予想外の数字でした。
この項目の結果で、第2回をやらねばな…と心に決めました。ありがとうございます。

4.第2回RtoHの募集範囲について

第2回があった場合、サークル参加対象範囲を「ルークが一コマ(一行)でも出ていればOK」にする可能性があるが、それについてどう思うかを賛成と反対の二択+自由回答で伺いました。

サークル参加対象範囲の拡大は、第2回でサークル数が大幅に減る可能性がある事を見込んで&私がルーク以外にエドワードも好きなので、エドワードメインの本も見たいという個人的な欲望から検討しておりました。
ただ、項目3で思った以上にサークル参加したいというお声が多かった事、この項目の結果がほぼ半々+自由回答でも多様な意見が集まった事から、RtoH2は前回と同じく「ルーク中心のまま」といたしました。

代わりと言っては何ですが、2021/12/25に本イベントの姉妹(というか親子)イベントであるエドワード中心Webオンリーを企画しておりますので、もし同じ嗜好の方がいらっしゃいましたらどうぞよろしくお願い致します。

5.第2回RtoHの開催時期について

第2回があった場合、開催時期はいつがいいかを2/5・2/12の二択+自由回答で伺いました。
日付が近すぎて判断できないというお声もあって申し訳なかったのですが、これにはいくつか理由があります。

・第1回が7月だったので少なくとも4カ月以上は空けたい
・10月、11月は別キャラ、別カプのWebオンリーと日程が近くなるので避けたい
・12月、3月、4月はメインサークル参加層の社会人が死ぬほど忙しくなるので出来る限り避けたい
・1月開催だと、印刷所の年末進行を考慮する必要があるため入稿〆切の調整が厳しくなる
・5月以降だとジャンルへの熱が持続している方がどれだけ残るか分からない

といった理由で、まず条件に当てはまるのが2月しかないという結論に達しました。
その上で、できるだけ決算や確定申告の締め切りから遠い時期…として選んだのが2/5、2/12でした。

回答結果としては、2/5が約40%、2/12が約51%(その他自由回答が約10%)となりました。
これは2/12が三連休の中日である事と関係しているものと思います。

ただ、自由回答でもご指摘頂いていたのですが、オルスタが2/20開催なので非常に日程が近いです。
これについては色々悩んだのですが、現状2/20のBMB関係プチオンリーは企画されていないこと、時期的にまだ県境を越えた移動を躊躇される方が多い可能性があること、Webオンリーの特性上「実際の発行は2/20だが、2/12に予約開始できていれば実質新刊と一緒」という考え方もできる事から、最終的に2/12の開催を決定しました。

平日開催、日曜開催を望む声もあったのですが、アンケートだけで500名以上、予想される全参加者数を考えると1000人以上の人間が関わるため全員の都合に合わせることが難しく、どうしてもボリュームゾーンであろう土日休みの社会人に向けた「土曜の昼から日曜の朝まで開催」になってしまう事、ご容赦頂ければ幸いです。

6.同人誌を買う時、一番使いやすい通販プラットフォームについて

同人誌を買う時、一番使いやすい通販プラットフォームについて五択+自由回答で伺いました。
これはほぼ予想通り、とらのあなが約70%という結果となりました。

実際、私自身もRtoH合わせの同人誌を100冊以上買ってみて、とらのあなのおまとめ発送が一番楽で送料的な負担も軽いと感じました。
とらのあなに作品を預けているサークルの場合、条件を満たすと全作品が10%引きになるのも非常に大きかったです。

BOOTHは頒布数が少ない場合はサークル的にも使いやすいシステムなのですが(別ジャンルで使っています)、数十件以上になってくると直接発送の負担が物凄く重くなる点がネックかと思います。
また、買い手側としては倉庫発送の場合倉庫に入庫されていないとおまとめ発送ができないので購入タイミングが難しい&入庫前の事前予約だと送料が激高になるというネックがあります。

結果的に本が手に入ればハッピーなのであまり関係ないと言えばないのですが、送料が浮いた分買えるものが増えるので、RtoH2参加サークル様には、とらのあなへの委託をぜひご検討いただけると嬉しいなと思っております。
(とらのあなは元々掛け率が低めであることがネックでしたが、2021年9月~は専売・併売とも掛率が70%固定になる&ゆうちょなら振込手数料無料&着払い納品が無料になるキャンペーンなどもやっているので、諸経費や発送の手間、サークル向けの10%割引を考慮するとおトクになる場合が多いです)

RtoH2では、納品遅れによって販売が始まらないなどのトラブルを出来る限り避けられるよう考慮した「とらのあな委託時の各種設定モデルケース」を公開し、売り手・買い手ともにより取引がしやすい環境を整備したいと考えています。

7.ネットプリントで登録されていると嬉しいコンビニ

ネットプリントをする際に、ここに登録されている助かる…というコンビニについて三択で伺いました。
ある程度予想はしていましたが、ほぼ綺麗に半々(ファミマ、ローソンはワンセットのため)となりました。

サークルの皆様におかれましては、ネットプリント登録時の参考にして頂ければと思います。

8.RtoH合わせの本購入数

RtoH合わせの同人誌の購入数(印刷されたもの限定/事前予約分も含む)をプルダウン選択形式で伺いました。
ボリュームゾーンとしては0~10冊ですが、101冊以上購入された方も2名(私を含めると3名)おり、バディミンの財布の強さを感じました。
ちなみに、各選択肢の中央の数字(0~10冊なら5冊として計算)に回答数を掛けていくと、延べ8,960冊が買われた計算になります。
0~10冊の回答で0冊だった方も多いと思うので信憑性の低い計算式ですが、このコロナ禍における印刷所の売り上げアップに貢献できた気がして嬉しかったので共有させて頂きます。


9.自由回答

フリー入力欄で、イベントに関する感想を伺いました。
かなり高い割合で、楽しかった・またやって欲しいというお声を頂き非常に嬉しく、色々頑張ってやってよかったなぁ…と思いました。

また、改善が必要な点のご指摘も頂き感謝します。
以下、一部のみになりますが一問一答です。

  • PictSquare会場の一部のエリアで、ユーザー名が見づらかった
    →申し訳ありません、私のチェックミスです…RtoH2にて改善いたします。
  • PictSquare会場に入れる時間を長くしてほしい
    →PictSquareは最大23時間50分までしか会場を開けられないため、申し訳ありませんが仕様上難しいです。
    PictSquareライクなシステムを自前で作れないかどうかも検討したのですが、結構時間が掛かりそうだったので今回は断念しました。やろうと思えばできそうなので、今後の課題といたします。
  • 主催への献本システムを作って欲しい
    →ありがとうございます!作りました!
    >主催に同人誌を買わせてあげたい
  • 記念撮影をエリアごとにしてほしい
    →対応しました!RtoH2では、ルーク受・攻・リバ・カプなしごとの集合になります。
    また、RtoH2ではエリアごとの撮影にプラスして、有志による「〇〇が好きな人だけ集まる記念撮影」を企画しております。どれだけ有志が集まるかは未知数ですが、ぜひご参加下さい!
    >打ち上げ&記念撮影企画
  • ピクスクの入場ボタンまでたどり着けなかった(間違ってDiscordに入ってしまった)
    →ご案内不足で申し訳ありません!!PictSquareの仕様上、入場ボタンの場所は変えられないため、RtoH2ではイベントについての詳細案内を告知サイトでのみ行う事で、入場口を分かりやすくします。
  • BDDへのお布施方法をアフィリンク以外にも用意してほしい
    →申し訳ありませんが、個人的な事情で投げ銭系のシステムは使う予定がありません。
    アフィリンクの設置に関しても、Amazonを普段使いしている方に、思い出した時に使って頂けるといいな……(ついでに私の好きな作品布教したいな……)くらいの温度感なので、無理せず使いたい方だけ使って頂けると嬉しいです。
    なお、お陰様でアフィリンクの売上が既に運用実費10か月分ほど溜まっているので、近々リンク自体削除する予定です。
  • サークル参加方法について、必須項目と任意項目が入り乱れていてわかりづらい
    →話が飛んでテキストが長くなりがちな自覚があります…申し訳ありません!
    RtoH2では、ワンセンテンス・ワンメッセージを意識して説明テキストを刷新しました。

  • 記念誌安すぎない?大丈夫?無理してない?
    →皆様の思いの詰まった本だったので、絶対に在庫を切らせたくない思いで凄い数を刷り、一般向け通販で沢山ご購入いただいたので、おかげさまで献本分の送料や梱包資材費を考慮しても余裕でトントンになりました。
    もちろん、売上入金前の一時的な印刷代負担は発生しておりますが、いい年した社会人なので大丈夫です。
    (※一定の頒布数が見込める記念誌だからこそできたことなので、こういった頒布価格の付け方は普通はしない、ということだけ念のためおことわりしておきます。同人はあくまで趣味なので、サークルの方はご自身に負担のない方法・頒布価格で無理せず活動してください)
  • 主催、普通に無理してない?大丈夫?
    問い合わせ対応から何から基本一人でやっているので多少は無理をしましたが、プチオンリーやリアルオンリーを主催した時に比べれば金銭的にも肉体的にも断然楽なので全然大丈夫です!
    また、RtoH2では「RtoHでやったけれどあまり効果が無かった事・軽い気持ちでやったら意外と大変だった事」をそぎ落とし、運営負担を軽減していますので、RtoHよりは楽になる予定です。

総括

当初想定していた5倍以上の規模となったRtoHですが、色々至らない点もありながら何とか完遂することができました。
時勢的に、あるいは他の様々な事情でリアルイベントに行けない、という方から「楽しかった!」「ありがとう!」というお声を多数いただいたことは、個人的にも嬉しかったですし、大きな意味がある事だと感じました。

Webオンリーなら展示のみでの参加も気軽にでき、また一般参加者側としても展示作品が多いとそこにいるだけで楽しい!というライブ感、イベント感が生まれるので、Webオンリーイベントは「新しい時代の同人誌即売会」の形として定着していくのではないかと思います。
グッズの扱いが難しいなど諸問題もありますが、原作をリスペクトしながら&著作権者に迷惑を掛けないよう注意しながら、今後も(社会通念上許される範囲内で)需要がある限りはイベントという場を用意したいと考えております。

RtoHにご参加下さった皆様、アンケートにお答えくださった皆様、本当にありがとうございました!